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■ PowerLogger Version 1.2.0 ■

PowerLogger Version 1.2.0 (以降 PowerLogger) は、UNIX 系の OS で使われている メールサーバソフトウェアの sendmail や Webサーバソフトウェアの apache のログを 読み込み、データベース化する Windows のソフトウェアです。

データベース化されたログは容易に分類、集計が可能ですので、 ログの管理や解析に利用できます。

本ソフトは、PowerLogger for sendmail を apache のログを扱えるようにし、 いくつかの機能強化したもので、PowerLogger for sendmail 代わりとして使用できます。

PowerLogger はデータベースソフト PowerFolder をベースにし、sendmail や apache のログを直接読み込む機能を付加したものです。 データベース化したログ情報は PowerFolder の機能を使って操作できるので、 次のような利点があります。

列挙フォルダー」、 「条件フォルダー」 という概念により、従来にない平易な操作での検索が可能です。

検索条件図」により AND、ORの組み合わさった複雑な検索条件を分かり易く表示、編集できます。

集計機能により、任意の視点での レコード件数、合計、平均、等を求めることができ、グラフもできます。

PowerLogger はフリーソフトウェアです。
ユーザ登録も不要で、インストールもファイルをダウンロードして解凍するだけですので、 お気軽にお試し下さい。

■インストール方法

以下の配布ファイルを任意のディレクトリにダウンロード、解凍して下さい。

PowerLogger Version 1.2.0

解凍すると以下のファイルができます。
解凍後のファイル

レジストリには何も書き込みませんので、インストールは以上です。
PowerLogger は解凍したファイルの PwLogger.exe を起動してください。

■アンインストール方法

インストールしたファイルを削除してください。

■機能の制限

PowerLogger は、表の新規作成、変更はできません。
あらかじめ用意してある表に sendmail、apache のログを読み込んで下さい。

フォルダや表示書式は新規作成、変更ができますので、条件を変えての分類や集計が可能です。

■操作方法

sendmail、apache のログファイルを PowerLogger を動かすPCでアクセスできる場所に 置いて下さい。また、配布ファイルにはサンプルとして maillog.sample、 access_log.sample がありますので、それで試すこともできます。

プログラム(PwLogger.exe)を起動して、sendmail のログの時は、フォルダー 「maillog」をクリックし、メニュー「データ操作」->「CSV取込」を選択し 「CSV取込」ウィンドウを表示し、フィルタに「sendmailログ」を指定し、ファイル 名に sendmail のログファイル名を入力し、「開始」ボタンを押してください。

apache のログファイルの読み込む時は、フォルダー「access_log」をクリックし、 メニュー「データ操作」->「CSV取込」を選択し「CSV取込」ウィンドウを表示し、 フィルタに「apacheアクセル・ログ」を指定し、ファイル名に apache のログファ イル名を入力し、「開始」ボタンを押してください。

データベースにはログファイル名が記録されるので、ログファイル名に日付を 反映させるなどして区別が付くようにしておくと、後々、どれを読み込んだのかが 判別でき、ログの読み忘れ、二重読込などが防止できます。

apache のログを格納する access_log のドメイン名、ドメ1、ドメ2、ドメ3は ログを読み込んだ後に値をセットします。 その方法は、フォルダー「access_log」下の「ドメイン名の設定」をクリックし 検索結果を表示し、検索結果のリスト上で右クリックでポップアップメニューを 表示し、「処理「ドメイン名の設定」を実行」を選ぶと確認用のウィンドウが表示 されるので、「はい」ボタンを押します。
【注】access_log.sample のデータは全て "not found" になります。

画面イメージを交えた詳しい操作方法の説明も参考にしてください。

■カラムの説明

PowerLogger は sendmail のログを以下のようなカラムに読み込みます。
カラム名 説明
区分 受信、送信、Access denied、User unknown、の4区分
西暦年
月日 mm/dd 形式の月日
曜日 上の年月日の曜日
時刻 hh:mm:ss 形式の時刻
ホスト名 ホスト名
送信者 user@domain 形式の送信者
送信者名 送信者の user 部分
送信者ドメイン 送信者の domain 部分
送信ドメ1 送信者ドメインの後端
送信ドメ2 送信者ドメインの後から2番目
送信ドメ3 送信者ドメインの後から3番目
受信者 user@domain 形式の受信者
受信者名 受信者の user 部分
受信者ドメイン 受信者の domain 部分
受ドメ1 受信者ドメインの後端
受ドメ2 受信者ドメインの後から2番目
受ドメ3 受信者ドメインの後から3番目
リレーIP リレー・ホストのIPアドレス
リレードメイン リレー・ホストのドメイン名
リレドメ1 リレードメインの後端
リレドメ2 リレードメインの後から2番目
リレドメ3 リレードメインの後から3番目
msgid メッセージID
ログファイル名 読み込み時に指定したログファイルの名前
登録日 レコードを登録した日時(ログファイルを読み込んだ日時)
備考

apache のログは以下のようなカラムです。
カラム名 説明
IPアドレス Webサーバに接続してきたクライアントのIPアドレス
ドメイン名 IPアドレスのドメイン名
ドメ1 ドメイン名の後端
ドメ2 ドメイン名の後ろから2番目
ドメ3 ドメイン名の後ろから3番目
リモートログ名 リモートログ名
クライアントユーザ名 クライアントユーザ名
日時 アクセスした時刻
日付 日時の日付を YYYY/MM/DD で表したもの
曜日 曜日
時刻 日時の時刻を取り出したもの
時差 日時の時差を取り出したもの
リクエスト リクエストの内容
ステータス リクエストの結果コード
送信サイズ 送信したデータのサイズ
参照元ユーザ 直前にアクセスしていた場所
エージェント ブラウザ
ログファイル名 レコードの元となったログファイルの名前
登録日 レコードを登録した日時(ログファイルを読み込んだ日時)
備考

■フォルダーの説明

PowerLogger には、あらかじめ以下のようなフォルダーが用意されています。
フォルダーは自由に作成できますので、これらを参考にして 色々なフォルダーを作成してみてください。

maillog のフォルダ
フォルダー名 用途 集計
区分 区分毎のデータ検索 区分毎、曜日毎の件数
ログファイル名 ログファイル毎のデータ検索 ログファイル名毎の件数
年月日 年、月、日毎のデータ検索 年、月毎の件数
曜日 曜日毎のデータ検索 曜日、区分毎の件数
時刻 時間帯(1時間単位)毎のデータ検索 時間帯毎の件数
受信 受信者名毎のデータ検索 受信者名毎の件数
送信 送信者名毎のデータ検索 送信者名毎の件数
リレー リレドメ1、リレドメ2毎のデータ検索 リレドメ1、区分毎の件数

access_log のフォルダ
フォルダー名 用途 集計
ログファイル名 ログファイル毎のデータ検索 ログファイル名毎の件数
ドメイン名の設定 ドメイン名がセットされていないレコードを検索し、
メニューからコマンドを選んでドメイン名をセットする

年月日 年、月、日毎のデータ検索 日付毎の件数
ドメイン名 ドメ1、ドメ2毎のデータ検索 ドメ1、ドメ2毎の件数
参照元 参照元毎のデータ検索 参照元毎の件数
エージェント エージェント毎のデータ検索 エージェント毎の件数
リクエスト リクエスト毎のデータ検索 リクエスト毎の件数

■著作権・使用条件

PowerLogger はフリーソフトウェアです。

著作権は(株)エイコットが保有しています。

本ソフトウェアを使用して発生したいかなる損害に対しても弊社は責任を負いません。 利用者御自身の責任でお使いください。

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