■ Z プログラム引数とコマンドモード
PowerFolderは、起動時に次のような引数を指定できます。
- 第1引数は、必ずフォルダー定義ファイルを指定
- それ以降は以下のものを順不同で指定可能
-l ライセンスファイル名
-rf(フォルダを読み取り専用にする)
-rd(データを読み取り専用にする)
-f フォルダー名(フォルダー名中の'/'は"//"で指定する)
-t タブ(検索 or 集計)
-c コマンド(処理 or HTML出力 or CSV出力 or CSV入力 or 印刷)
-o 出力ファイル名 or 出力プリンタ名(印刷の時)
-i 入力ファイル名(ワイルドカード'*'使用可能)
-h HTMLタイトル
-y 1 or 他(印刷の時、1で横向き、その他で縦向き)
-m(マルチフォルダ:フォルダーの下位フォルダーを対象にする)
-u ユーザ名(アクセス制御が有効の時だけ)
-p パスワード(アクセス制御が有効の時だけ)
- -f によるフォルダー指定は複数回可能
複数回指定した時は -f から次の -f の指定の直前までを1セットで処理する
例)
PowerFol.exe C:\PowerFol.fld -l"C:\Acot\PowerFol.lcs" -rf
PowerFol.exe C:\PowerFol.fld -f"/PowerFolder/売上げ/メールテスト" -t"検索" -c"処理"
PowerFol.exe C:\PowerFol.fld -f"/PowerFolder/売上げ/HTMLテスト" -t"検索" -c"CSV出力" -o"vvv.csv"
PowerFol.exe C:\PowerFol.fld -f"/PowerFolder/売上げ/2011//05//01" -t"集計" -c"CSV出力" -o"vvv.csv"
PowerFol.exe C:\PowerFol.fld -f"/PowerFolder/売上げ/HTMLテスト" -t"集計" -c"HTML出力" -o"vvv.html" -h"HTMLテストのタイトル"
PowerFol.exe C:\PowerFol.fld -f"/PowerFolder/xxx2/try" -t"検索" -c"CSV入力" -i"x*\*.csv"
PowerFol.exe C:\PowerFol.fld -f"/PowerFolder/売上げ/期間仕分" -m -t"集計" -c"HTML出力" -o"vvv.html" -h"期間仕分"
複数の -f の例)
PowerFol.exe C:\PowerFol.fld ^
-f"/PowerFolder/売上げ/CSV集計" -t"集計" -c"CSV入力" -i"201311\*.csv" ^
-f"/PowerFolder/売上げ/CSV集計" -c"CSV出力" -o"集計201311.csv" ^
-f"/PowerFolder/売上げ/CSV集計/書式1" -c"HTML出力" -o"書式1.html" -h"タイトル1" ^
-f"/PowerFolder/売上げ/CSV集計/書式2" -o"書式2.html" -h"タイトル2"
引数 -f でフォルダを指定すると、PowerFolderは起動後、ウィンドウを表示すること無く、-f で指定されたフォルダ、-t で指定されたタブを選び、-c で指定されたコマンドを実行して終了します。
これをコマンドモードと呼びます。
コマンドモードを使うとマウスやキーボードで操作すること無くPowerFolderに仕事をさせることができるので、Windowsのバッチファイルとタスクスケジューラを使って定型的な処理を自動的に行うことができます。
-l(ライセスファイルの指定)や -rf(フォルダ読み取り専用)、-rd(データ読み取り専用)は、コマンドモードでなくても使用できます。