W-4 クロス集計
PowerFolderの集計は、データのカラムから視点となるものと集計するものをいくつか選び、視点の内容が同じものを集め、集計としたカラムを件数、合計、平均、等の方法で集約します。
視点となるカラムは一つとは限らず、例えば、商品名と店舗のように複数になります。
PowerFolderのクロスでない集計は一つの視点が1列になり、視点の内容の組合せがユニークなるものが1行になります。
それに対してクロス集計は右側の視点の内容を列に割り当て、行の視点と列の視点が交わるところに集計値を置きます。また同一行で横に並んだ集計値を比較し、その結果を合わせて表示することもできます。
列に割り当てる視点の数は増減可能で、増やす時は右側から順番になります。
集計カラムが複数のものをクロス集計する時、集計値の並びを集計カラム優先と視点カラム優先の2通りがあります。PowerFolderでは前者を「クロス集計A」、後者を「クロス集計B」と呼びます。
結果的に「
W-3 複数集計」で説明したものと同じ集計表を得ることができます。
「W-3 複数集計」で以下のような集計表を定義しました。
同じものをクロス集計で作るには、まず売上げの年月を視点として得る必要があります。
表のデータとしては年月日なのでそのままでは使えないので検索の拡張カラムを使って年月にします。
表フォルダ「売上げ」にカーソルを合わせ右ボタンのクリックでメニューを表示し「フォルダ作成」→「見出し」を選択
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【基本】タブを表示し、フォルダ名を「クロス集計」、最大検索数を「-1」とし「作成」ボタンをクリック
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作成されたフォルダ「クロス集計」にカーソルを合せ右ボタンのクリックでメニューを表示し「表示書式設定」を選択
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「拡張カラム」をクリックして拡張カラムを作成し、カラム名を「売上年月」、式を
「 部分文字列(売上げ.売上日, 1, 7) 」
とし「OK」をクリック
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「現在のフォルダに表示書式を設定しますか?」で「はい」をクリック
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フォルダ「クロス集計」をクリック、【集計】タブをクリックし、3つの集計カラムを作る
@対象カラム:売上げ.商品名、種類:視点
A対象カラム:拡張項目.売上年月、種類:視点
B対象カラム:売上げ.売上金額、種類:集計、集計方法:合計
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フォルダ「クロス集計」にカーソルを合わせ右ボタンのクリックでメニューを表示し「フォルダ作成」→「列挙」を選択 |
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【基本】タブを表示し、列挙カラムを「商品分類」にして作成をクリック
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フォルダ「クロス集計」を展開しフォルダ「PCソフト」をクリックすると次のような集計になります。
クロス集計アイコン
をクリックすると視点「売上年月」が列になり商品名とのクロス集計になります。