■はじめに
PowerFolderについて誤解を生じないように申し述べます。
本書でご紹介するPowerFolderは、データの蓄積・整理・分類・抽出・集計・分析を支援するソフトです。
同じ名前[ PowerFolder] で流通しているネットワークを介してフォルダを共有するフリーソフトではありません。
PowerFolderは、株式会社エイコットの登録商標(登録第4646254号)であり、PowerFolderの仕組みは、特許(特許第
3878507号)により保護さております。
PowerFolderは、技術用語を用いるならばRDB(Relational DataBase)、OLAP(On-line
Analytical Processing)、DataMinigの機能を備えておりコンパクトなDWH(Data Ware
House)またはデータマート(Data Mart)を構築し、小さなBI(Business Intelligence)環境を提供します。
PowerFolderは、高度なデータ解析機能やグラフィカルなレポート機能を備えた本格的なBI(Business
Intelligence)ソフトではなく、データの蓄積・整理・分類・抽出・集計・分析が誰でも簡単にできるように使い易さを追求したソフトです。
PowerFolferは、RDB、OLAP、DataMinigのツールとしても応用できるFolderの機能を保持しています。
現在、企業、個人を問わず情報化社会の中で関わる情報量は益々増加の一途を辿っております。
あなたの周りでは、情報量が多すぎて、その中に潜む有益な情報や、隠れたシグナルや傾向や兆しを見落としてはいませんか?
PowerFolderは、大量に蓄積された表形式データを上手に整理・分類・抽出して、更に様々な視点や条件でデータを集計・分析して、隠れているシグ
ナルや傾向や兆しを発掘、炙り出すことを支援するツールです。
PowerFolderは、「フォルダを開けば、そこに目的とするデータがある」ようにフォルダ設定ができます。
一覧表示した検索結果は、その場で集計ができ、視点や条件を変更・追加しながら繰り返し集計を試行することが容易にできますので、会話形式でデータの分析
ができます。
PowerFolderを使用することでデータが分かり易く管理でき、更には、炙り出されて見えてくるシグナル、傾向、兆し等が皆様のお役に立つことを祈
念しております。
最後に、PowerFolderを積極的に利用して貴重なご意見や助言をお寄せ頂きましたユーザ、協力会社、研究会の皆様に感謝申し上げます。
2007年7月 著者